頭皮のマッサージは髪質改善への近道です。その理由は、髪のトラブルの原因のひとつが「血行不良」だから。頭皮のマッサージを行うことで血行不良を改善し、健康な髪の毛の育成が可能になります。
なぜ血行不良が髪のトラブルのもととなってしまうのでしょうか。その理由は、頭皮の血液が足りないと酸素や栄養も足りなくなってしまうから。血液は全身に酸素や栄養分を運ぶ役割を持っています。もちろん頭皮にめぐる血液も同様で、血行が悪ければ酸素や栄養が足りなくなります。すると毛根の髪の毛を作る働きが弱くなってしまうのです。
毛根の機能が弱くなると、抜け毛が増えたり、髪の毛が減ったり、1本1本の髪の毛が細くなったり、白髪が増えたり・・・さまざまな髪のトラブルが引きこされます。頭皮の血行の重要性をご理解いただけたでしょうか。
シャンプー時やお風呂上がりに少し頭皮マッサージの時間を設けるだけでも、頭皮の血行を促進する効果があると言われています。お風呂上がりは頭皮が温まり、毛穴の開いた状態なので、普段のお肌ケアと併せて取り入れることがおすすめです。
頭皮マッサージの基本的なポイントは「押す」「こする」「もむ」の3つ。
- 1、両手のひらで頭を挟み、頭皮を大きく動かす
- 2、指骨全体で頭皮を押しながら揉みほぐす
- 3、指先で頭皮を押したり離したりする
この3つのマッサージを頭全体、こめかみ、襟足、生え際、頭頂部と部位ごとに分けて行うのが効果的です。マッサージしていて気持ちのいい箇所を探してみてください。
乾いた頭皮やシャンプーのついた髪を強くこするとダメージが入ってしまうので、ドライヤー前の湿った髪にマッサージをするのがおすすめです。また、頭皮用の美容液やヘアオイルを使うとさらに頭皮や髪質ケアの効果が期待できます。
日々の頭皮マッサージを習慣付けることで、頭皮の血行促進はもちろん、毛穴の角度が上がって髪の立ち上がりが良くなるという効果も見込めます。頭皮は日々のストレスや眼精疲労から凝り固まることもあるので、定期的にケアを行うことが大切です。
1日でも早くケアを始めればその分髪質改善は早くなります。ぜひ参考にしてみてください。