その想いで、頭皮と肌にアプローチする「幹細胞培養液」を活用した化粧品を開発しています。
『魚は陸に上がるとすぐ干からびてしまうのに、なぜ私たちは水の外にいても干からびることなくいられるんだろう?』
これは私が、肌の研究に取り組む中で、いつも思っていた疑問です。
その結論は、『それだけ人間の肌は水を通さない。化粧水を塗っても、なかなか肌の深くには浸透しないもの』ということでした。そして、「加湿」と「乾燥」の繰り返しが多ければ多いほど、お肌は劣化していくこともわかりました。
私は、アトピー肌で「化粧品を使っていると一生お肌がきれいにならない。」と思ってきました。
というのも、ほとんどの化粧品は私の肌にとっては刺激物で、つけるとアトピー症状が悪化してしまったのです。
アトピー肌などの化学物質に敏感な肌でもキレイなお肌でいられるように。
皮膚科の先生のご意見も取り入れるなどして、化粧品開発の研究を繰り返してきました。
特に「加湿」と「乾燥」の繰り返しによるお肌の劣化の影響が出やすいのは、目と口の周りです。
目の周りは目の水分が瞬きにより下に落ちることで、口の周りは鼻息とおしゃべりで「乾燥」と「加湿」を繰り返すことで、肌の衰えを早めているのです。
そこで私たちは、いわゆる角質層に保湿成分与えて加湿するのではなく、劣化した角質をよりやさしく取除く化粧品を開発しました。
劣化した角質を取り除いてやることで、お肌のターンオーバーを正常化できることに着目し、お肌の自然治癒力を引き出すという新しいアプローチの化粧品が生まれたのです。
私達のコンセプトを更に強くしてくれる成分。それが「幹細胞培養液」でした。医療用幹細胞の培養に使われた幹細胞培養液には、幹細胞が分裂して増えるときに排出された「成長因子」が多く含まれています。
この「成長因子」は、肌細胞に生まれ変わるよう刺激を与えます。その結果ターンオーバーが正常化され、新しい肌に生まれ変わることに着目をしているのです。
私達のところには、様々な化粧品メーカーから、「幹細胞培養液」を活用した化粧品を作りたいという問い合わせが絶えません。「幹細胞培養液」に対する国内有数の知見を活かし、今後も自然治癒力を引き出す化粧品を作り続けていきたいと思います。
何歳になっても、いつまでも、きれいを諦めない。そんな女性の気持ちを支えていきたいと思います。