フケやかゆみのもととなる頭皮の乾燥。非常に厄介なお悩みですが、冬の時期にはしかたのないものを諦めてしまう方も多いのではないでしょうか?
実は、頭皮の乾燥は「あるもの」を見直すことで、簡単に改善できることがあります。その「あるもの」とはズバリ、シャンプーです。その理由は、頭皮で分泌される「皮脂」にあります。
皮膚の水分量を適切に保つには、水分の蒸発を防ぐことが重要です。そこで、蒸発を防ぐフタの役割をしてくれる油分がある程度必要となります。その油分こそが「皮脂」です。つまり、頭皮を健康に保つためには一定量の皮脂が必要、ということですね。
しかし、洗浄力の高いシャンプーを使っていると、頭皮に必要な皮脂も洗い流してしまうため、頭皮が乾燥しやすい状態に陥ってしまいます。頭皮の乾燥に悩む方は、シャンプー選びをしっかり行った方が良いでしょう。
また、髪の傷みが気になっている方も要注意。傷んだ髪は水分が逃げやすくなり、乾燥の原因となります。お風呂で髪を洗う際にも以下のポイントに注意しながら、ダメージケアを行いましょう。
1、シャンプーをしっかりと泡立てる
水分を含んでいる髪の毛は、乾いている時よりもダメージに敏感です。しっかり泡立てずにシャンプーをすると髪同士の摩擦で傷みやすくなってしまいます。
2、シャンプーやコンディショナーをしっかりとすすぐ
頭皮にシャンプーなどが残っていると、そこに汚れが残って雑菌が溜まってしまい、頭皮トラブルが起こることも。
3、シャワーの温度
髪の主成分は熱に弱い「タンパク質」なので、熱すぎるお湯はNGです。熱いお湯は頭皮の油分も落としてしまうので、特に注意しましょう。
4、髪を濡れたまま放置しない
濡れた髪はダメージを受けやすいのでできるだけ早く乾かすことが大切。タオルで優しく水分をとってからドライヤーで乾かしましょう。
5、ドライヤーを当てすぎない
ただ、ドライヤーの熱風も長時間当てすぎると傷みの原因になります。ドライヤーと髪の毛の距離は15cm以上を保ち、一箇所に熱風が当たり続けないようにドライヤーを揺らしたり髪の毛を手で動かしたりしながら乾かすのがコツです。
シャンプー選びや洗い方、乾かし方など、頭皮の乾燥対策は意外と簡単に行えます。今日かぜひ試してみてくださいね。