お肌のハリがなくなってきたのですが対処法はありますか?

加齢によってお肌のハリがなくなってしまうことには、多くの方が悩まされています。そもそも、お肌のハリとはどういうものなのでしょうか?
「ハリ」とはお肌がピンと張っていて、うるおいや弾力がある状態のこと。肌の中にはコラーゲンとエラスチンというたんぱく質があります。これらのたんぱく質が減ると、ハリが失われていってしまうのです。

ハリが失われる原因はさまざまですが、代表的なものは以下の3つです。

1、加齢

ハリを作っているコラーゲンやエラスチンの量が最も多いのは20代といわれています。そこから歳を重ねるごとにコラーゲンやエラスチンを生み出す能力自体が低下するので、ハリがなくなってしまうのです。また、肌の表面でも水分を蓄える力が衰えて、皮膚が薄く硬くなることもハリがなくなる原因と言われています。

2、乾燥

お肌のハリには水分量も深く関わっています。冷暖房や寒暖差などの環境によって皮膚の水分を失うことも多いので、保湿を欠かさず行いましょう。

3、紫外線ダメージ

お肌の大敵である紫外線は、老化の原因の中でも大きな割合を占めています。紫外線は想像しているよりも強力で、肌の表面だけでなく奥の部分にもダメージを与え、コラーゲンやエラスチンを減らしてしまうのです。

お肌の調子はストレスやメンタル面の影響にも左右されます。自律神経を整えてハリを取り戻すためには、まず生活習慣の見直しを行いましょう。バランスの良い食事、深い睡眠をとることが大切です。とくに糖質はコラーゲンやエラスチンを硬くする働きを持っているため、摂り過ぎには十分気をつけましょう。

また、紫外線対策は季節を問わず行ってください。夏はもちろん、冬であっても紫外線は降り注いでいます。冬は乾燥した気候も相まって、少ない紫外線であってもお肌へのダメージが大きくなるので注意が必要です。

とはいえ、夏と比べると冬の紫外線量は少ないため、日焼け止め効果のある化粧下地やファンデーション、BBクリームなどを使用するだけでもOK。同時にお肌の乾燥も防げるよう、保湿効果のあるものを選ぶのがおすすめです。効果の強い日焼け止めは、紫外線は防げるものの、含まれている成分によってお肌への負担が大きくなります。肌荒れの原因にもなりうるので注意して選びましょう。